平成27年に改正された『明日香村歴史文化基本構想』の中では『美し❝あすか❞』を学び、育み、活かすことを基本戦略にさまざまな活動が展開されています。
そんな明日香の皆様の危機感として、人口の減少・耕地の減少・加えて観光の人々の減少も挙げられています。
私も、足の向くまま気のむくまま明日香を楽しませてもらっていますが、明日香の皆様の真摯な取り組みをみているとこんなホームページでもしっかりとまとめていかなければと改めて思っている次第です。
そんな明日香の地にまずは8コースほど設定しています。かなりマニアックな場所も交じっていますが一度歩いてみて下さい。
そして、また一人『飛鳥ファン』が増えることを願っております。
飛鳥への交通手段
近鉄橿原神宮前駅と近鉄飛鳥駅が交通の二大拠点となります。
この二つの駅をつなぐ明日香周遊バスが充実していますのでバスをうまく使ってお楽しみ下さい。
マイカーでお越しの皆様には、結構たくさんの無料駐車場が確保されているのもうれしいことです。
①キトラ古墳駐車場(第一、第二) ハイシーズン休日の第一駐車場はかなりの確立で満車です。第二が穴場かも
②飛鳥歴史公園館(高松塚)駐車場 ここも人気の駐車場ですから、満車の時は有料駐車場へ
③甘樫丘東麓駐車場(二箇所) 以外と穴場の駐車場です。
④石舞台駐車場 一番近いところが無料ですがいつも満車。広大な有料駐車場へ。
⑤万葉文化館駐車場 ここは一番安心な駐車場です。ほぼいつでも駐車できます。
飛鳥資料館・明日香村埋蔵文化財展示室・藤原宮跡資料室・藤原京資料室・橿原考古学研究所なども全て無料駐車場が整備されています。ゆっくりとお楽しみ下さい。
厄介なのは奥飛鳥ですね。何とか、男綱や栢森までのバス路線の復活を期待したいところです。
尚、飛鳥の観光情報はたくさんあふれていますが、旅する明日香ネットあたりのチェックをおすすめします。
そして明日香村の全てを勉強してみたいと思われましたら、冒頭紹介させていただきました『明日香村歴史文化基本構想』に目を通されることをおすすめします。100ページを超える資料ですが、どんなガイドブックよりも的確に明日香の今と昔を知ることができます。
飛鳥駅から石舞台・甘樫丘へは定番中の定番コースですのでたくさんの観光ガイドが発行されています。
ここでは、私のおすすめ里山・絶景スポットを紹介しています。
定番コースで少し時間の余裕があれば、このおすすめ里山・絶景スポットにぜひ寄道してみて下さい。
新しい飛鳥が発見できると思います。
①甘樫丘展望台
②酒船石からの里山歩き
③石舞台丘の上の上宮寺境内裏からの展望
④案山子ロード休息所までの展望
そして一番の絶景は『万葉展望台』です。
てくてくまっぷには大和三山回遊コースが紹介されていますが、少し距離が長そうですので、まずは畝傍山と江戸の街並みが残る今井町を結ぶコース設定としています。
橿原神宮・畝傍山登山・神武天皇陵・橿原考古学研究所附属博物館・今井町の街並みと異質な世界が飛び込んできますが、そこがこのコースの面白いところかも知れません。
このコースは歴史がお好きな方にはたまらない歴史散歩のコースです。
飛鳥の宮以前の『百済の宮』と以後の『藤原の宮』。そしてこの場所には大官大寺といわれる官の寺が建設されました。
また、天武天皇が建設した大官大寺の場所は今でも大きなミステリーとなっています。大津皇子の磐余池も興味のある場所ですね。
そんな歴史ミステリーコースですが、実は磐余と飛鳥を結ぶ、のんびり里山歩きに絶好のコースなんです。
てくてくまっぷ⑩には多武峯・飛鳥の里コースが掲載されていますが、ここでは少しマニアックな細川谷を下るコースを紹介しています。
細川谷には200を超える古墳が存在しており、又飛鳥の古墳の石材の供給地としても有名です。
案内表示があってもめったに行かない『薬師堂』や『えっ石舞台』なんかも楽しみながら細川谷を下ってみたいと思います。
石舞台から案山子ロードを経て男綱から女綱を向かうコースが一番素直ですが、ここではキトラ古墳の方から峠を越えて女綱のところに向かうコースを設定しています。3月の下見では結構整備されている山道でした。
女綱からはゆっくりと飛鳥川に沿ってぶらぶらと下れます。
栢森・入谷はまさしく奥飛鳥の集落です。
女渕・男渕・天空展望台・芋ヶ峠と点在するポイントを巡る結構ハードなコースです。
現在、栢森へのバスは一般乗車ができない状態ですのでもっぱらマイカーでの探訪となってしまいますが・・・。
早く一般でも乗れる栢森へのバスが運行されて欲しいものです。
飛鳥には結構たくさんの古墳が存在しています。
キトラ古墳や高松塚古墳・石舞台古墳などは容易に訪問できでますが、近鉄吉野線の西側は以外と訪問しずらい古墳になっています。
ここでは、少しメインコースから外れていますが是非訪問していただきたい古墳を紹介させていただきます。
まず最初は益田岩船からです。
キトラ古墳は周囲の整備が終わり、2016年9月から『四神の館』もオープンし新しい人気スポットとなっています。
四神の館でゆっくりと古墳の知識を蓄えた後、高松塚古墳やマルコ山古墳を組み合わせて、一日古墳を巡るコース設定としています。
周囲にはたくさんの古墳がありますから、自由にアレンジして楽しんで下さい。
古墳や史跡の『モノ』から景観・女性・古道といった『コト』に関心が移ってきているような気がします。
因みに、飛鳥を翔けた女性とは善信尼・推古女帝・斉明女帝・額田王・持統女帝とのことです。
詳しくは下記リンク参照下さい。彼女たちにまつわる出来事やゆかりの場所がたくさん紹介されています。
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