『山の辺の道を歩く』で最初に選んだところは『箸墓古墳』でした。
箸墓古墳から檜原神社を目指し、そして大神神社へと歩くコース取りがなんとなく最初に相応しいと考えたからです。
大神神社からは仏教伝来之地碑まで歩いた後、欽明天皇金刺宮を経由して大和朝倉駅に向かいます。
そして、このコースの最大の売りは2箇所のビュースポットにあります。
一つ目は箸墓古墳、そしてもう一つは井寺池からの展望です。できれば天気の良い日に・・・・。
仏教伝来之地からは、てくてくまっぷでは桜井駅に向かうコース設定になっていますが、仏教伝来に馴染みが深い金刺宮に向かう歩き方が自然ではと考えました。仏教伝来之地碑から桜井駅までは約1.7km、大和朝倉駅までは1.5km。街中を歩くよりはこちらの方がのんびり歩けます。
全体コースの前半と後半は詳細図を準備しました。檜原神社~大神神社~海柘榴市観音堂は『てくてくまっぷ』など参照下さい。
尚、今回の行程及び写真は2018年5月6日の取材を元に作成しています。
巻向駅から大和朝倉駅までの全行程は約9.5kmとなります。
巻向駅から出て、線路を渡るとすぐに『箸墓古墳』に向かう案内表示があります。急がれておられれば左折して下さい。
おすすめは、箸墓古墳の遠景を楽しみながら近づいていく、図で示した遠回りのコースです。
古墳そのものは、私有地があったり、手入れが行き届いているわけではありませんが・・・。
やはり纏向遺跡の全体像を思い浮かべながら周囲の山並と遠く二上山や葛城・金剛を眺めていると、何やら感慨深いものがあります。
少し、写真を使いながらのポイント説明です。
檜原神社から大神神社、海柘榴市観音堂までは『てくてくまっぷ』など活用下さい。
尚、少し寄道になりますが『大美和の杜展望台』へも忘れずに立ち寄り下さい。
てくてくまっぷでは仏教伝来之地碑からは桜井駅まで1.7kmほどの案内になっています。
仏像や経典を携えた百済の使者達が海柘榴市のあたりに上陸したあとそれらを献上した地が当時の金刺宮ではといわれています。
せっかく、近くに金刺宮があるのに寄らずに桜井駅に向かうのは・・・。
そこで今回は金刺宮から大和朝倉駅への道を歩いてみました。
最初は初瀬川(大和川)の左岸の堤防をぶらぶらと歩く感じで金刺宮に到着します。
大和朝倉駅へは川を渡り切って、堤防ではなく、先の車道を歩いていくことになります。
山の辺の道の最初に選んだ行程は井寺池からの絶景もあり、変化にとんだ楽しい行程でした。
次はこの大和朝倉駅から『忍坂・磐余』と呼ばれている地を巡ろうと考えています。
ここは又マニアックな古墳の密集地でもありますからどうなることでしょうか。
三輪山は古くから伝わる神が祀られるところ。それはこの地域の国津神の祀られるところ。
箸墓古墳は新しくやってきた人達の権力の象徴。それはまさしく天津神の象徴。
国津神を征服した者たちが作った箸墓古墳はまるで三輪山を威圧するように存在している?
それとも箸墓古墳と三輪山は仲良く共存している?
いろんなお話があるようですね。
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