見どころ
飛鳥にはかなりたくさんの古墳があります。
石舞台古墳、天武天皇・持統天皇陵、高松塚古墳、キトラ古墳など超有名な古墳もたくさんありますが、近鉄吉野線の西側の古墳はあまり紹介されていません。
最初に取り上げたのは『益田岩船』です。岡寺駅からほんとに近いですから是非見に来て下さい。
益田岩船へは岡寺駅からたった20分ほどで行けます。
何かのついでと言っては益田岩船さんに、はなはだ失礼ですが、一度この巨石に圧倒されてみて下さい。
そして、決心がついたら(そんな大げさなものではないですね。)牽牛子塚古墳まで探検ウォーキングを楽しんで下さい。
牽牛子塚古墳は今や斉明天皇の真陵が定説になっています。そして皇極天皇と斉明天皇は同一人物。
いずれにしても石の斉明天皇に何かしらゆかりがあるようであれば、何となく納得ですね。
竹林がなくなればどんな景色なのかみてみたいような気もしますね。
そういえば、何か写真でみとことがあるような・・・。
最初の地図を見てもらえば、岡寺駅のすぐ近くに丸山古墳という巨大古墳があります。
石舞台には大勢の方が向かわれますが、丸山古墳は少し不便なところにあってほとんどの方がスルーされます。
ところがこの古墳の墳丘からの眺めは素晴らしいんです。
下から古墳を眺めて帰るのではなく、必ず墳丘に立たれることをおすすめします。
この丸山古墳の被葬者には現在二つの説があります。
①欽明天皇の真陵説
②蘇我稲目の墓説
私の個人的な考え方ですが、飛鳥時代最初の頃、実権を誰が握っていたのかが大きなポイントのような気がしています。
日本書紀が伝えるように大王家がすでに権力を手中におさめていたのか、又は、この頃は、実は蘇我家が政治の絶対権力を握っていたと考えるのかといったところでしょうね。
当分決着しないと思いますから、ずーっと楽しめますね。
飛鳥駅からたった3分のところに岩尾山古墳がありますが、もう一つ、メジャーな古墳とは言えないようです。
やはりこの古墳はスルーしてそのまま高松塚古墳や石舞台古墳の方に行ってしまわれます。
ところが、墳頂に登れば檜前と呼ばれる地域が一望で見渡せます。
そしてその石室の石材の面が美しく仕上げられているのに驚かれると思います。
石舞台のごつごつした内面とは全く違った美しさがあります。
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