葛城・当麻ってもう一つ全体像がはっきりしていません。
講習会でつかっている資料ですが、葛城・当麻地方の特徴を私なりに簡単にまとめてみました。
葛城地方と二上山周辺地方は区分した方が良かったのかも知れません。
飛鳥時代までの古代史の舞台としては日本書紀や古事記に様々な逸話が組み込まれています。
真偽はさておいて、記紀が作られた頃の葛城は、何か特別な土地であったことが想像されます。
紀ノ川(吉野川)河口からは、奈良盆地の南の入り口にあたる『風の森峠』や『重阪峠』を越えて多くの物資や技術が伝わっています。
かつては葛城山麓の道や一言主道と呼ばれた『葛城古道』、風の森峠から盆地中央を南北にはしる高野街道や下街道。
重阪峠から飛鳥に抜ける道は中街道、巨勢路・紀路などと時代によりその名を変化させています。
そして近年では『奈良盆地300年の悲願』により完成した吉野川分水の水路がところどころで顔を見せてくれています。
改めて水の恵みを感じてみるいい機会かも知れません。
そんな葛城の地に二上山麓を加えて6コース選定しています。
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葛城への交通手段
葛城の拠点駅は近鉄御所(ゴセ)駅となります。
近鉄御所駅から葛城古道へはバス(奈良交通、御所市ひまわりバス)利用となります。
御所市ひまわりバスは観光シーズンには増発されますので事前に確認下さい。
そして、もう一つは一般道で日本一距離の長い奈良交通『八木新宮線』の利用ですね。
現在、近鉄八木駅南口発9時15分~御所駅9時47分~風の森10時04分となっていますから手頃な時間設定になっています。
尚、奈良交通の和歌山方面御所駅バス停は近鉄御所駅から北に150mほど離れていますから御注意下さい。
マイカー利用の場合、一言主神社・極楽院・高天彦神社・高鴨神社・船宿寺・阿吽寺・かもきみの湯などには駐車スペースがあります。
通常はライフ御所店入口横、奈良交通御所駅バス停 横の有料駐車場の利用をおすすめします。
尚、葛城方面へお越しの際は御所市観光ホームページのチェックをおすすめします。
このコースは風の森峠から上る方法と極楽寺から下る方法が有ります。
やはりここは少しきついですが風の森峠から金剛・葛城の山並に向かって歩かれることをおすすめします。
まさしく『風の森峠』を体感するところからはじめてみて下さい。
そして、考古学ファンにとっては『極楽寺ヒビキ遺跡』の発掘成果は目をみはるものがありました。現在は埋め戻されていますが、その地に立てば葛城一族の栄華の頃を想像することができます。案内地図を参考におでかけ下さい。
葛城古道①は山登り的なコースですが、こちらは里歩き的なコースですのでぶらぶらと堪能下さい。
名柄の里は街道風、楢原の里は里山風と違った風情を楽しむことができます。
そして一言主神社~九品寺の間は最も葛城古道らしさが体感出来る場所となっています。
巨勢路といえば『つらつら椿』で有名ですが、それ以外の季節もゆっくりとした古道散策が楽しめます。
そして、みごたえのある石室の中に入れる古墳が何と3基もあるんです。
あまり馴染みのない『薬水駅』からの出発ですが、『これが巨勢路か』を実感されると思います。
このコースは行ってみたいけれどなかなか行けない二つの場所にターゲットを絞ったコースです。
まさしく『一目、国見山と斉明天皇陵』に尽きるコースですが、併せて訪問する市尾墓山古墳と三光丸クスリ資料館もなかなか見どころがありました。
一日で二上山を満喫できるコースを紹介致します。
変化に飛びすぎている二上山を堪能して下さい。
そして大津皇子のゆかりの地をまとめています。
二上山麓の石光寺、鳥谷口古墳、當麻寺などを巡り、えいやっと竹内街道へ抜けるコースを設定致しました。
『えいやっと』の掛け声は、そんな気分にならないとなかなか竹内街道へ向かう気持ちがおきないからでした。
『西光院先の展望所』からの奈良盆地の眺めや、最後に向かう『孝女伊麻旧跡』あたりからの山並みもなかなか迫力がありました。
意外と逆コースも楽しいのかも知れませんね。
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